鈍行列車一人旅

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千葉県ミニ大回りの旅

「140円で千葉周遊」

[2014/12/3]

本当は一都六県大回りをする予定だったのだが………目覚ましを無視して寝過ごしてしまった。
目が覚めたときには既に正午を回っていたのである。
これからどうしようと考えたが休日を無駄にするわけにもいかないので、
敢えて昼過ぎからミニ大回り旅をやってみることにした。

何の目的もなく千葉県を半周するなんて一体誰がやるのだろう(苦笑)


・計画~導入
PC040201.jpgPC030240 (2)

「大回り乗車」とは、大都市近郊区間において発駅と着駅の間を敢えて遠回りで到達する裏技である。
運賃は発駅と着駅の最短距離のものでよく、一駅分の140円や160円で済ますことも可能だ。
この裏技は複雑怪奇なルールがあるので詳細は省くが、簡潔にいうと、

・大都市近郊区間の範囲内であること
・同じ駅を二度通らないこと
・ルートが一筆書きであること
・途中下車をしないこと
・その日中に着駅まで到達すること


などの絶対原則がある。
これらのルールを一つでも破ると、遠回りした分の運賃を全て支払わなければならない。
大回りをやる場合は、ネットなどで事前に下調べしてから挑みたいところである。
なお、大回り乗車はルールさえ守れば規則違反にはならないので、
改札で駅員の失笑を買うかもしれないが堂々とやることが可能だ。




今回、急遽やることになったミニ大回りの起点は新松戸だ。
新松戸から武蔵野線で南下し、西船で総武線に乗り換えて千葉へ向かう。
千葉からは外房線に乗り、大網で東金線に乗り換え成東へ。そこからさらに総武本線で松岸へ行く。
松岸からは成田線を乗り通して我孫子へ。我孫子で常磐線に乗り換え、新松戸一つ手前の北小金で下車する。
千葉県内の北側を「ハート形」に回っていく行程だ(別にハートにしたいからしたわけじゃないが)。

今回の旅は、来週に決行する最北端鈍行旅のウォームアップも兼ねている。
日が傾きかけた頃、私は新松戸駅へ向かった。



・武蔵野線 [新松戸~西船橋]
PC030200.jpg

「ギャンブル路線」こと武蔵野線の列車がやってきた。
ねずみーランドや公営競馬場を初め、沿線に娯楽施設が多い武蔵野線・京葉線は常に混雑気味だ。
小学生のとき友達と乗り込んだ列車が超満員ではぐれそうになったのは苦い想い出。
まずはこれに乗って西船へ行こう!



・総武緩行線 [西船橋~船橋]


西船で総武の黄色い電車に乗り換える。西船橋は残念ながら快速電車が止まらない
千葉方面の快速に乗るには、一旦各駅停車で一駅隣の船橋へ行かなければならない。

武蔵野線は当初貨物専用として建設された路線で、市や町の中心部を敢えて避けて敷かれている
西船橋を初め、武蔵野線に「新○○」「西○○」「南○○」といった駅が多いのは、その名残だ。
他線の乗り換え駅のほとんどは各駅停車のみ。ここが武蔵野線の不便なところである。



・総武快速線 [船橋~千葉]
PC030202.jpg

一駅隣の船橋で降りて、総武の快速電車に乗り換える。車両はE217系。
速さでいえば常磐快速も負けないが、総武の快速もなかなか速い!
普段乗る常磐線で聞くものとは違うトーンの低いドアチャイムが鳴り響き、船橋を発車。
千葉へ向かって突っ走る!


PC030207.jpg

千葉に着いた。千葉駅の構内は相変わらず狭苦しい(←建て替え工事中のため)。
ここからは外房線だ。車両は全て209系だが、千葉の209系は他と一味違う。
先頭部の車両に限りセミクロスシートに改造されてるのだ。
これを利用すれば、駅弁を食べながら鉄旅をすることも可能である。



・外房線 [千葉~大網]
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「6番線には外房線の大網行きが参ります。ハイそこの学生さん!下がってください!聞こえないんですか!!
列車の到着寸前、ホームの端を歩くDQN高校生に対し駅員がブチ切れた。
そりゃそうだ、奴らは簡単に言うこと聞かないんだから。実際事故になったらシャレにならないぞ。

「ジリリリリリリ!」と一昔前のベル音とともに大網行きは出発した。
千葉駅は発車メロディが流れず、車掌に対する連絡用ベルが鳴るだけ。侘しい体裁だが旅情を誘う音だ。
外房線まで来ると車窓もローカル色が濃厚になり、緑が多くなる。
住宅地の中に長閑な田んぼや緑地が現れ始めた。



・東金線 [大網~成東]
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早くも日が暮れかけた頃に終点大網に到着。大網からは東金線に乗車する。
この路線は千葉県のJR線の中で最も短く終点まで乗っても10分強で終わってしまう。
車内の8割は学生で占められている。

大網を出ると、外はあっという間に真っ暗になってしまった。
まだ17時を過ぎたばかりである。



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終点の成東に着いた。外はすっかり真っ暗だがこれはこれで風情があって良い。
今日は空気が澄み渡っており、夕闇が怖いほど透き通って見える。
これでとりあえず東金線は完乗だ。


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東金線の発着ホーム(0番線)はとってつけたような場所にあり、地元ローカルの雰囲気を醸し出している。
成東では次の列車が来るまで30分待つが、数日前に寒波が到来したばかりで外はめちゃくちゃ寒い。
気温は間違いなく10度を下回っている。厚着しときゃよかったーっ!

改札を出て暖かい待合室に行くわけにもいかないので、ホーム上で風に吹かれながらジッと耐えた。


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ずっと突っ立っていると凍えそうなので、駅ホームを軽く探索。
駅名標の一部がはがれてしまっている。「aruto C m」って何だしw


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しばらくすると、東京行きの「しおさい」がやってきた。房総特急の代名詞といえば、この列車だ。
発車する寸前、学生二人が手を振ると運転士が応えて警笛を鳴らしていた。
微笑ましい光景である。心優しい運転士もいるんだなあ………



・総武本線 [成東~松岸]
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身体が凍えかけた頃、総武本線の銚子行き鈍行がやってきた。
この区間は総武本線の中で最もローカルで、一時間に一本しか列車が来ない。
車内は満席だったがしばらくすると空いたので座席を確保。
真っ暗な中、くたびれた空気を乗せて下り列車が淡々とひた走る。

途中眠くなってしまい、うつらうつらし始めた頃に列車は松岸へ到着していた。
銚子まで行くわけにはいかないので慌てて下車!危ない危ない。


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ここからは成田線を延々と行くが、途中の成田で一回乗り換えなければならない。
海に近いのか知らないが風がさっきよりも強く、ガタガタ震え上がりながら列車を待つ。
しかしこれで「寒い」なんて言ってたら、来週の最北端鈍行旅なんてシャレにならないぞマジで。



・成田線 (本線) [松岸~成田]
PC030224.jpg

松岸到着から10分後、成田線の鈍行がやってきた。車内の暖かさにホッと一息。
成田線は単線が多い地味な路線だが、沿線には観光資源が多く特急も出ている。
レールのジョイント音もガンガンに響き渡っており「我こそ電車でござい!」みたいな走りっぷりがいい。

成田線は華やかな愛称もついておらず駅名も難読で渋いものが多い。
椎柴→しいしば、水郷→すいごう、下総松崎→しもうさまんざき、下総神埼→しもうさかんざき、
酒々井→しすい、安食→あじき、木下→きおろし、

などなど激渋の駅名が連ねている。特に安食(あじき)と木下(きおろし)はツボに嵌った。


PC030229.jpg

松岸から一時間強で、列車は成田に到着した。
ホーム上に「ドーン!」と構える巨大な成田山の盆が印象的だ。



・成田線 (我孫子支線) [成田~我孫子]
PC030233.jpg

成田で我孫子行きの列車に乗り換える。
成田線は本線の他に二つの支線を持っており、成田空港へ接続する空港支線我孫子支線がある。
車両は10両編成の常磐E231系。もう20時過ぎなので車内はガラガラだ。

今日は寒い上に風が強く、ドアが空くたび冷たい風が吹き込んでくる。
ひなびた土地を抜け、手賀沼のそばまで来ると終点の我孫子に到着した。



・常磐緩行線 [我孫子~北小金]
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最後の最後に乗る列車常磐緩行線の代々木上原行きだ。
こいつは千代田線直通仕様の209系。たった二編成しか存在しないレア車両である。
我孫子から10分ちょっとで、列車は着駅となる北小金に到着。
こうして、今回のミニ大回りの旅は無事終了!

140円の切符を手に改札へ向かった。


P7040004.jpg

大回り乗車は初めてだったので、切符を改札へ入れたときの「ピンポーン」を聞いたときは、
不正乗車をしたような罪悪感に駆られたが、やむなく有人改札で説明し駅を脱出。
薄着で着たことを後悔し、ガタガタブルブル震えながら自宅へ向かったのだった。

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2014/12/04 | 首都圏在来線


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