鈍行列車一人旅

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ムーンライト信州81号が行く

「北アルプス横断旅 1/4 (新宿~信濃大町~扇沢)」

[2015/8/5]

"ながら"に乗りたかったぁあああああああああああああああ

ながら人気ありすぎ!ていうか絶対転売屋が買い占めてるだろ。ホント転売屋とかクソだわ。

……ムーンライトながらの指定席券を取れなかった私は、東京から出るもう一つの夜行に眼を当てた。
ムーンライト信州!新宿から北アルプスの麓へ向かう登山客向けの夜行列車である。
今回は、信州とアルペンルートを組み合わせて北アルプスを横断しようと思う。


・計画~導入


初日は信州で信濃大町へ行き、アルペンルートで北アルプスを突破し富山へ向かう。途中で立山登山をする予定だ。
夜行出発で登山して乗物を10回以上乗り換えるという鬼畜な行程である。
恐らく体力は一日目で使い果たしてしまうだろう。

・一日目:新宿→ムーンライト信州→アルペンルート→富山地方鉄道→富山
・二日目 :富山→高山本線→濃飛バス (往復) →高山本線→岐阜


二日目は富山から高山本線を完乗し、世界遺産の白川郷に立ち寄る予定である。
高山本線を制覇したら東海道本線で名古屋へ移動し、新幹線で帰路へ着く。
合わせて一泊二日。ぶっ続けで乗物乗って登山するので体力が持つか心配だが、
持ち前の粘り強さで頑張っていきたい。眠気には勝てないけど。ガッデム。

22時半、私は職場から直行で新宿へ向かった。
ガラガラの山手線に乗って新宿に着いたのは、夜行列車が出る僅か15分前だ。
ギチギチな行程だが体力はまだ余裕なので問題ナッシング!



・ムーンライト信州81号 [新宿~信濃大町]
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ムーンライト信州は、新宿から中央本線と大糸線を経由し白馬へ至る夜行列車だ。
主に繁忙期に運行され、上りはあまり需要がないため下りしか運行されないことが多い。
列車の利用客のほとんどは北アルプスの登山客である。

夜行列車ほぼ全廃の今、昔ながらの東京発夜行はムーンライトながらとムーンライト信州のみとなった。
そのせいか指定席券はプラチナチケットと化しており、
特に下りのムーンライトながらは一瞬にして売り切れる。それは信州も例外ではない。
今日は平日だから簡単に取れたが、週末金曜発の列車は10時打ちをしないと取れない場合もあるから要注意だ。

ムーンライト信州の車両は、特急「あさま」として活躍していた183・189系。国鉄時代の普及型特急だ。
国鉄特急で運行される列車は年々少なくなってきており、乗れるのも今のうちかもしれない。
先頭部に今も残る「あさま」のシンボルマークがいい感じだ。


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日本屈指のカオスターミナル、新宿駅。日中は中央本線の特急が発着する9番線に停まっているのが、
23時54分発のムーンライト信州81号だ。80番台の番号は臨時列車の証である。
この列車は新宿を出ると、約5時間40分かけて終点白馬へ向かう。

6両編成で全て指定席。古き良き国鉄特急で北アルプスへ向かうのも、なかなか乙である。
満席の夜行でろくに眠れた試しがないが、今夜は隣が空席なので安眠できるかもしれない。
売店で食物と飲み物を買った後、私はムーンライト信州に乗り込んだ。


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平日だからか一部空席があるが、座席は九割型埋まっている。
えちご亡き今、東京発の夜行快速はながらと信州のみになってしまった。
昔ながらの夜行列車の雰囲気を味わえるのも、残り少ない年月かもしれない。

後続列車が遅れているため、ムーンライト信州は3分遅れて発車した。
立川までは怒涛の一直線が続く中央線だが、列車はノロノロ進む。
夜行の有り難みは速達性ではないからコレはコレでいいのだ。


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しばらくして清算が始まった。車掌に立川までの普通切符と18切符を提示する。
ムーンライト信州は日付を跨いで走る列車で、本来なら18切符を2日分使わなければいけない。
しかし、日付が変わって最初に停車する駅までの普通切符を用意しておけば、
それが日付が変わる前までの運賃として認められる。

ムーンライト信州が日付が変わって最初に停車する駅は立川だ。
なので自宅最寄から立川までの切符を用意しておけば、18切符は1日分の使用で済むのである。


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JRの新型特急と比べ、国鉄特急はアクセルやブレーキをかけるたびに”ガッタン”と挙動する。
空調音もやかましくインテリアも一昔前のそれだ。でも旅で乗るなら断然こっちの方がいい。

西東京まで来ると賑やかな車窓も侘しくなってくる。電灯をチラつかせながらひた走りに走っていく。
ベッドタウンをノロノロ走ると南武線と接続する立川へ到着。
時刻は0時32分。日付が変わってから30分も経っていた。




八王子でドッと乗客が増える。乗り込んでくるのは登山客ばかりだ。

八王子少し先の高尾から、ムーンライト信州は山間部へ入っていく。
トンネルとカーブが多くなってきてうつらうつらし始めた頃、
1時26分に大月へ到着。乗降客はほぼいないようだ。


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画像が荒くて申し訳ないが、塩山に着く寸前で左手に夜景がチラッと見える。
ささやかな夜景ポイントを過ぎると、2時ちょうどに塩山へ着く。

さすがに2時過ぎだと眠気がヤバくなってきた。少し眠ろうとしたが、やっぱり眠れない。
甲府到着は2時20分。こんな真夜中なのに駅はちゃんと稼働してるから凄い。
2時23分に甲府を発車。次の小淵沢到着は3時9分である。


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3時18分に富士見に到着。ここでは6分停車するようだ。そして4時過ぎに塩尻へ到着する。
塩尻の停車時間は約10分。この辺りから少しずつ降車客が出始める。
塩尻から列車は快走し、4時32分に松本へ到着。松本から乗る乗客もいるようだ。

松本では松本電鉄が接続しており、4時45分発の臨時列車がホームに停車している。
松本電鉄の列車はまさかの"萌電"だった。


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松本を出ると空が明るくなってきた。左手に見え始めたのは神々しい北アルプスだ。
燕岳登山の最寄りとなる穂高到着は4時54分。結局一睡もしないままここまで来てしまった。

田園を抜けて人家が多くなってくると、列車は信濃大町へ到着する。



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アルペンルートの出発点なので降車客が多いと思ったが、実際はそれほどでもないようだ。
僅かな停車時間の後、ムーンライト信州は白馬へ走り去っていった。


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北アルプスの観光拠点、信濃大町。駅前は立派な面構えだ。
早朝なので売店は全て閉まっている。新宿で食料を買い込んできてよかった!

信濃大町からまずは扇沢行きのバスに乗らなければならない。とりあえずバス停に行ってみる。



・北アルプス交通/アルピコ交通 扇沢線 [信濃大町駅前~扇沢駅前]
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扇沢行きの乗り合いバスは北アルプス交通とアルピコ交通の共同運行となっている。

「すいません、このバスって扇沢へ行くやつですか?」
「はいそうです。でもこの後のバスでも扇沢の始発に間に合いますよ」
「そうですかーでもどっちにしても待ちますよねー」
「待ちますねー(苦笑)まあどちらでも始発のトロリーバスには乗れますんで」

切符売り場のおばちゃんに聞いてみると、後発のバスでも扇沢の始発に間に合うようだ。
でもここにいても結局何もないし、混雑対策も兼ねて先に行っといた方が得策だろう。
ということで、5時30分発の扇沢行き始発バスに乗り込んだ。
片道だと1360円。今日の始発便はそれなりの乗車率である。


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定刻が来るとバスは信濃大町駅を発車した。
信濃大町を出ると町を抜け、観光道路の県道45号を直進。北アの麓へ向かっていく。


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この区間(信濃大町~扇沢)の標高差は約700m
大町温泉郷を過ぎると北アの荘厳な山々が近づいてくる。
山間に分け入っていくと急な山道に変わり、高度を一気に稼ぐ。左手には渓流も見えた。


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6時10分、扇沢線の始発バスは扇沢へ到着した。

ここからようやくアルペンルートへ突入するが、次乗る始発トロリーバスは7時半出発だ。
一時間半も待ち時間がある。そして既に切符売り場には行列が出来ている。
平日朝でもこの混み具合って凄いな……さすがアルペンルートだ。


R0010311.jpgR0010312.jpg

ペットボトル210円とか、高っ!缶コーヒーも160円するらしい。
天下の北アルプスとなると値段がお高くなってくるようだ。
室堂だともっと高くなると思われ。

天気は今のところ晴れで刺すような日差しが暑い。帽子をかぶってきて良かった。
乗り場のトイレ脇には、湧き水を調達できる水道が設けられていた。
いろ○すのボトルを取っておいたので遠慮なく頂こう。

次回、アルペンルートへ突入し標高3000mの立山頂上へ向かう!

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